炭素ナノチューブと水素吸蔵

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Updated: '99/9/3


SWNT

Single Wall Carbon Nanotube

(10 x 10)

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(315 kB, gif animation)


炭素一層よりなるナノチューブ(SWNT)の生成メカニズム

SWNTの生成メカニズムに関しては,現在も議論のあるところであり,必要不可欠と考えられる金属原子(たとえば,NiとC)がどのような役目をしているのかは非常に興味深い.実験的には,FT-ICR質量分析装置とクラスタービーム源を用いたクラスター実験,レーザーオーブン法による大量合成を試みており,分子動力学法によるシミュレーションも試みている.


SWNTによる水素吸蔵

初期的な実験によって炭素ナノチューブが極めて優れた水素吸蔵能を持つことが報告されている.実験的には,それほどの水素吸蔵能はないという報告もあり,混沌としている.

現在のところ,量子効果を無視した簡単なポテンシャルを用いて,SWNTのバンドルに水素が吸着されるプロセスを計算している.

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of adsorption process

(918KB)

水素の密度分布

左下のチューブのみ開いていて

内部にも水素が吸着されている.



連絡先: maruyama [at] photon.t.u-tokyo.ac.jp