丸山研究室卒業論文テーマ(平成15年度) 
<お待たせいたしました,平成15年4月7日に更新しました>

アルコールCCVD法による単層カーボンナノチューブのシリコン・ガラス表面への直接合成(1名)
アルコールを使うことで比較的低温で純粋な単層カーボンナノチューブ(SWNT)ができることがわかった.この画期的な手法を拡張して今後世界中で作られるカーボンナノチューブはアルコールを原料とするように推し進める.生成のメカニズムなども検討する.

単層カーボンナノチューブの赤外蛍光分光(1名)
単層カーボンナノチューブの画期的な測定方法として,単層カーボンナノチューブの赤外蛍光分析が可能であることが示唆されている.単層カーボンナノチューブの生成実験とともにこの新しい計測を試みる.

単層カーボンナノチューブによるナノスケール熱・流体センサーの試作(1名)
単層カーボンナノチューブを用いた電子デバイスの試作は盛んに試みられているが,熱・流体のナノスケールセンサーとしても優れた性質があることが予想される.このようなセンサーデバイスの試作を試みる.

カーボンナノチューブ生成の分子動力学(1名)
単層カーボンナノチューブが生成されるメカニズムを検討するために,それぞれの原子の動きを計算する分子動力学法でのシミュレーションを試みる.

カーボンナノチューブの接触熱抵抗の分子動力学(1名)
単層カーボンナノチューブに液体が接触すると,液体分子が特別な並び方をすると考えられ,あたらしい,熱デバイスなどへの応用が期待されている.ナノチューブ同士,ナノチューブと他の物質との接触熱抵抗を分子動力学法によってシミュレートする.

研究室訪問
4月9日 15:00〜
4月10日 15:00〜,16:00〜,17:00〜
8号館7階722号室庄司丸山研究室に集合

HP(研究内容,昨年度の論文など): http://www.photon.t.u-tokyo.ac.jp/index-j.html


リンク

連絡先: maruyama [at] photon.t.u-tokyo.ac.jp