レーザー/東京大学・丸山茂夫助教授「境界領域に注目」
2003.10.06 日刊工業新聞 21頁 (全252字)


カーボンナノチューブは物理か化学か。東京大学助教授の丸山茂夫さんに問うと「私は機械工学が専門だから、両方の学会に顔を出す」と説明を始めた。
両方に参加して「合成は化学の方が強く、アプリケーションは物理の人が多い」との印象を抱くそうだ。ナノチューブ研究が隆盛の現在では、材料やナノチューブ専門の学会などもあり「全部行っていたら、とてもフォローしきれない」状況という。
「どっちかというよりも、おもしろい仕事は境界領域から出てくるような気がする」。丸山さんは自らの経験をもとに、冒頭の問いに対してこう結論づけた。
日刊工業新聞社