フラーレンの生成と質量分析
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大学院:林 秀明・木村 大

 フラーレンの生成機構を探るために、レーザー蒸発超音速膨張クラスターソースとレフレクトロン型TOF質量分析およびFT-ICR質量分析装置とを組み合わせて,フラーレン生成の前駆体となる炭素クラスターについての詳細な検討を行う.これらのクラスターの質量スペクトルとレーザーによるイオン化や解離の過程からこれらの安定性や反応性について検討する.また,この結果を大量合成法であるアーク放電法フラーレン生成法での反応と比較する.

クラスターソース

レーザー蒸発・超音速膨張法によるクラスター生成装置.


炭素クラスターの質量スペクトルの例

炭素数が偶数個のピークのみが現れる点とC60が大きなピークとなっている点に注目.






連絡先 maruyama [at] photon.t.u-tokyo.ac.jp